2023.08.14 熊本旅3日目(3) 南阿蘇鉄道の旅 高森 [国内旅行]
高森駅を13時過ぎに出るバスで向かった先は上色見熊野座神社。
駅からの直通のバスは曜日限定で走っていて、見事この日に当たって行くことができた。
バス停から入口の鳥居までは高森方面に少し戻る形で歩く。
せめて鳥居前にバス停設置して欲しいな。
ここから長い階段を上り、その途中にはいくつもの石燈籠。
秘境の世界に行くような雰囲気が出ている。
いくつか鳥居をくぐった先に神社の拝殿。
建て替えられはしているようだが、歴史を感じさせる。
でも、喜多方で見たような熊野神社とか和歌山の本宮大社とかそれとはまた一味違う熊野神社である。
ここの神社は拝殿よりもさらに先が見どころである。
遠くに何か見えてきた。
山にこのように大きな穴ができていて、その向こうを眺めることができる。穿戸磐(うげといわ)と呼ばれていて、阿蘇大明神の従者の鬼八法師が蹴破ったという伝説があるという。
実際にこの穴の部分に立つと(立ち入り禁止部分には入っていない)、涼しい風がずっと流れていてパワースポットを感じた。
1時間後に折り返しのバスが来たので、これで高森駅まで戻った。
高森駅へ戻るまでの阿蘇内輪山の眺めが見事だった。
高森駅から南に10分ほど歩いたところに水が湧き出てくるトンネルがある。
その名も高森湧水トンネル公園で入場料がかかる。
元々は、高森から宮崎県の高千穂に向けて鉄道を敷く予定で掘られたトンネルである。
真ん中に水路があって、トンネルの外に向かって水が流れていた。
途中、七夕飾りも。
これらに熊本地震からの復興祈願が感じられる。
何故、鉄道のトンネルとして使われなかったかの答えが歩いて向かった先にある。
トンネル工事中に水が大量に湧き出た上に、高森町内の一部地区で地下水が枯れる被害が出てしまい、工事が断念され、ついには鉄道の開通も幻となってしまった次第である。
今も水がかなりの量湧き出ていた。
とにかくトンネル内部は涼しくて、ここまで歩いて出てきた汗が一気に引いた。
しかし、トンネルから現実の世界に出てみると、とにかく暑いこと。
トンネルから10分ほど汗をかきながら歩いて高森駅まで戻った。
壁に覆われている建物は前の駅舎だろうか。
列車が入ってくるまで時間があったので、高森駅の中を歩いて回る。
フランキー像が駅前に置かれているということで、このような撮影スポットもある。
熊本地震復興支援で多くの漫画家が色紙を寄せていて、展示されている。
ワンピースの尾田栄一郎先生の色紙だけは特別だ。
この後、胸熱な列車移動で熊本に戻ります。
コメント 0