2023.09.17 山口と九州北部旅4日目(2) 厳原 [国内旅行]
江戸時代創建で対馬の領主を代々勤めた宗氏の菩提寺である。
朝鮮王朝との外交の橋渡し役を担ってきた関係で、朝鮮国王より贈られたものが展示されている。
土砂降りの中、山の中の階段を進む。
この先は藩主を務めた宗氏の墓所になる。
こんな感じで代々の墓所がずらりと並ぶところだった。
諫皷と書いて「かんこ」と読む。
領民が領主に対して諫言があるときに鳴らすための皷だったという。
「閑古鳥が鳴く」という言葉があるが、別の言い回しで「諌鼓鳥」は鼓を鳴らす必要がない善政の世の中という意味だそうで。
萬松院の御朱印。
今回の旅でお寺でいただけた唯一の御朱印である。
次の場所は厳原の市街地にある八幡宮神社。
駐車場の受付に行くと、2匹のネコちゃん。
茶トラは痛々しかった。
※ツシマヤマネコではありません。
有料駐車場となっているけど、神社に参拝する分には無料とのこと。
階段を少し登ったところに社殿がある。
神功皇后が新羅に遠征した帰りに厳原の清水山に神様を祀ったのが始まりという伝説があり、平安時代頃から神社の記録があるという。現在の社殿は安政の頃のものということで、江戸時代末頃から続いているものである。
対馬南部を代表する神社ということで、様々な境内社が置かれている神社だった。
八幡宮神社の御朱印。
この後、続100名城の金田城を目指して対馬北部を目指したのだが、悪天候で山城を悪くのは危険と判断し、途中のスタンプが押せるところで帳面に押印をして、厳原に引き返した。
雨が降らない時期に山登りしてみたいものである。
金田城には行けなかったが、夕方から厳原のホールでオーケストラのコンサートがあるのを知り、当日券を購入して聴きに行った。
市民楽団に所属している身としてはこのようなプロの音楽を地方の旅先で聞けて本当に良かったと思う。
夕食は厳原港の近くで回らない回転寿司タイプのお寿司。
海の街なのでお寿司は食べておきたかった。
天候が良くなくて、物足りない厳原1日目だった。
次の日の昼過ぎに帰りの船に乗るので、それまでに内容の濃い話にしてみたいものである。
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