2023.08.13 熊本旅2日目(2) 菊池市街・鞠智城 [国内旅行]
大津からのバスに30分以上乗って下車したところは菊池温泉。
バス停のそばに足湯があったり、広い公園があったり、物産のお店があったり、時間潰しにはちょうどいい場所である。
そこから上り坂を10分ほど歩いて向かった先は菊池神社。
明治時代の初頭に、菊池城の跡地に平安時代から室町時代頃まで活躍した菊池氏を祀る神社として創建。
太平記で後醍醐天皇側についた武将は明治維新の頃に高く評価されて、彼らを祀る神社の社格は高かったようで、菊池神社も別格官幣社だった。
境内には菊池武時の像が置かれている。
麓の広場には菊池武光像も。
菊池は温泉の街。
バス停前にある足湯で少しだけ休憩。
菊池の市街地を歩いていると見つけた日蓮宗・妙蓮寺へ。
熊本にある本妙寺の末寺という扱いだったそうである。
境内には樹齢600年を超えてそうな樟の木。
菊池の街をずっと見守り続けていた大木である。
菊池神社の御朱印と妙蓮寺の御首題。
妙蓮寺ではお茶とうちわまでいただいて大変感謝。
山鹿や熊本市内の日蓮宗寺院の情報までいただいた。次に熊本訪問の際の参考にしたい。
菊池温泉から乗合タクシーで鞠智城(きくちじょう)へ。
ここは大和政権の頃から平安時代前期にかけての城跡で、九州だと水城や大野城、岡山の鬼ノ城がその部類。
三角屋根の塔なんて日本と言うより大陸系の印象。実際に百済から逃れた人たちの影響もあるとされている。
元々は政庁を兼ねた城だったが、平安時代に入ると倉庫としての機能が主となって後に使われなくなったとされている。続100名城に指定されている他の古代の城跡を見ても、平安時代に消滅したところがいくつかあり、この頃が時代の転換点だったのかもと思ってしまう。
鞠智城の資料館も必見である。
鞠智城の御城印は資料館で無料でいただいた。
この後、乗合タクシーで菊池市内に戻り、菊池市内から熊本市内までバスと電車を乗り継いで戻った話。
次のページで書きます。
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